「味付け」「食べ方」見直しを と

昨日の毎日新聞に ”進まない日本人の減塩” という記事がありました。

この毎日新聞 吉井理記氏の記事によると、ここ40年で私たちの摂取しているエネルギー量は15%以上減っているのだそうです。それに比べて、食塩の摂取量はここ10年で10%も減っていないのです。ということは、決して減塩習慣が根付いているということではないということだそうです。

日本の食卓は高度成長期からバブル期を経て、多様に変化したといえますよね。一番顕著なのが、朝食の形でしょうか。良くある和食ーごはんに焼き魚、お味噌汁にお漬物。塩の塊を食べているような食事から、サラダや卵料理、トースト、バター、フルーツやヨーグルトととても塩が少なくなったように思えても…ドレッシング、食パン、バター、卵料理と実は意外と塩を使っているのです。

この記事では、その解決策としていくつか提言されています。その中に

「新鮮な食材、香辛料を活用」

これはまさに!アーユルヴェーダ的な考え方でもあります。

日本高血圧学会が8か条の減塩のコツを伝授されているそうで、その中の2つが「新鮮な食材、香辛料の活用」だそうです。新鮮な食材を使うと、素材のうまみがあるために塩や調味料に頼らずともおいしくいただける。 香辛料や香味野菜、果物の酸味などを利用すると味がしっかりつくので塩が少なくても十分においしい ということだそうです。

アーユルヴェーダでは塩は大変強いものー体を熱くするもの=乾燥させるものと考えられています。特に海塩はその力が強いと考えられています。 ですので、塩味を求めるのであれば岩塩がよいとされています。ですが、岩塩と言っても積極的に摂取することは推進していません。

そして、アーユルヴェーダ理論に正しい食事法というものがありまして、その中に新しい食材・出来立ての食事をいただくという方法が唱えられています。 これをいただくことにより、正しく消化-つまり交通整理がされて、吸収されるべきものと体の外に出すべきものをより分けることができるのです。体の外に出るべきなのに出ずに体に溜まる―これを未消化物といいます。これは古いものに発生する惰性によって、未消化になってしまうと考えられ、この未消化物が体に溜まることが万病のもとと考えるので、惰性のない純質の高い新鮮なものを出来立てでいただきましょうという考え方なのです。

また、消化が常に正しく行われるように手伝ってくれるものがスパイスです。ですが、何でもいつでも使うことが正しいわけではありません。 季節によって消化力や体の中の火の大きさや安定度が違うので、それに合わせて増減させることも重要でしょう。 つまり、体が火照る夏に唐辛子を沢山摂取することは塩と同様体を熱くしすぎてしまうので、消化不良の元となりえます。その場合は辛味の優しい乾燥ショウガなどを使って、塩と唐辛子の量を減らすことがよいでしょう。 逆に体が冷えて、かつ消化力が強くなる冬は、多少唐辛子のような辛味をとったり、胡椒やショウガなど辛味が強いものを摂取することも問題ないと考えます。

ウシュノーダカでお出ししている二十四節気のお粥は食塩をほぼ使っておりません。 和粥の類をお出しするときは鰹節とこぶで取った出汁を使用しますので、そこに自然と塩味が入っていますが。 その分スパイスや香味野菜を使うようにしております。 お店でお粥をお出しする時に岩塩をお付けしますが、どうか最初の一口は塩を使わずに口に含んで見てください。そして、なんのスパイスの味だろうと少し探ってみてください。 そうすることで、ごはんの甘味、時には野菜の酸味、時には苦味を感じれるはずです。

そして、もっと興味のある方は1週間に1回、隔週に1回でも良いので、例えば毎週火曜日は塩を使わない日と決めてみたらいかがでしょう。これはすごく難しいことなので、ストイックになりすぎると食べるものがなくなるので(笑)、目につくものだけと決めてもいいかもしれません。

こう書き綴っているわたくしですが、お酒が大好きなので自然と(むしろ積極的とさえ言えますが)塩味を沢山取っております。お酒も塩味も体を乾燥させるものです。 かつ太りやすい私のおばあちゃんになった時の顔はぽっちゃりしてるのにしわしわなんてことになってるかもしれません。 ですので、朝はお粥。塩を使わないお粥。 ちょっとは乾燥が防げるでしょうか。10年後をお楽しみに。

mariko ^0^


2016-09-16 | Posted in various topicsComments Closed